2008年12月31日

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タグ:囲碁
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2007年02月16日

石の死活

iki.JPG上の図は白からの着手禁止点を二つ持っています。ということはどういうことかというと、周りを全部囲まれたとしても、着手禁止点の二つをいっぺんに打つことはできませんから、白からは絶対に取ることができないのです。

このような形を石が生きているといいます。

また、このように角を含めてすべて囲まれているか、一箇所だけ角が欠けていて石の一部にもアタリをかけられない形の囲まれている点を眼(め)といいます。

よく言われる「眼が二つあると生き」というのはこういうことなのです。

ただし、真ん中の上のような形は完全な形ではありません。

真ん中の下のように囲まれて、白から a に打たれると左上の石三つがアタリになってしまい、つなぐともう一つの眼に石を打たれて、石がぬかれてしまいます。

この場合には黒から a の地点に打つと「生きている」、白から a の地点に打つと「死んでいる」ということになります。

このようにアタリをすることができるような形、すなわち角が二つ以上欠けている状態を欠け眼といいます。

欠け目ではない完全な状態の眼が二つ以上あれば「生き」、そうでない場合は「死に」と覚えてください。

眼が二つで生きている形を上の図の左側に三通り示しておきます。

実戦ではもっと複雑な形の石の生き死にを見分けなくてはなりません。このような石の生き死を区別するための勉強をする必要があるわけですが、そのような分野を「死活」といいます。

また、完全な眼ではなくて欠け目が二つでも生きてしまうことがあります。

kakemeiki.JPG下の図のような形で、このように相手の石をぐるりと取り囲んだ特殊な形では、相手からアタリをかけることができないので、生きになります。

このような形を「欠け眼生き」といいますが、実戦ではまずお目にかかることはないでしょう。


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2007年02月12日

着手禁止点

kinsi.JPG盤の交点に交互に打つのところで、石が込み入ってくると打ってはいけない場所が出てくるということを書きました。それは実は石をぬいた後の形と関係があります。

打つことによって、自分の石の縦横が相手の石に囲まれてしまうところには石を置くことができません。図の右側の上、真ん中、下の a の場所には黒から打つことはできません。白からは打つことができます。

打つことによって自分の石がぬかれる形になってしまう場合には、そこに打つことはルールで禁止されているのです。

下の図のように、相手の石に囲まれている場所でも、すぐにぬかれる形になっていなければ、 a の地点に打つことはできます。

また、着手禁止のルールには例外があります。

そこに打つことによって相手の石をぬくことが出来る場合には、打って相手の石をぬくことができます。上の図の真ん中の上から下までと左側の上から下までの六つの形はすべて黒から a に打って、囲った部分の石をぬくことができます。

こうして見ていくと、どんな石でも周りを囲まれれば取ることができるような気がしますが、やはりそこにも例外があります。それについては次の講座で見ていくことにします。kinsi0.JPG



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石のぬき方とアタリ

tori0.JPGそれでは、石の数がもっと多くなった場合のぬき方を示します。

上の図はすべてあと一手で白石をぬける形です。すべて a の点に打てば、白石をぬくことができます。(見づらい場合は画像をクリックすると画像が大きく表示されます。)

tori1.JPGぬいた後の形が二番目の図です。

また、上の図のように次にあと一手でぬける状態のことを「アタリ」といいます。この「アタリ」に関しては単なる呼び名であって、アタリになったからといって、宣言したり、相手に教えてあげる必要はありません。

実戦では黒石と白石が複雑に絡み合って気づきにくい場合もありますが、やっているうちにだんだん目がなれてきます。

pon.JPGまた、下から二番目の図の形はこの前に学習した一つの石をアタリにした形ですが、 a と打って、石四つで一つの石をぬくことを「ポンヌキ」といいます。右上の角のように石二つで取れる場合や一番下の図のように角に余計な石がある場合はポンヌキとは言いません。

bon.JPGプロでも一番下の図の形を言葉のあやでポンヌキと呼んでしまうことがありますが、これは誤りです。

ポンヌキは非常に価値のあるぬき方で、「ポンヌキ30目」などといったりします。余計な石数をかけずにたった4手でぬいていることが重要です。

また、同じぬきでも盤の端っこより中央に寄っている方が、より効果があります。

盤の端っこだとその周辺にしか効果がありませんが、盤の中央にあれば四方八方にその効果が及んで、相手の石を取ったり、大きな陣地を囲ったりするのに効果を発揮します。

また、序盤などのまだ石が少ない状態、特に周囲に石がごちゃごちゃしていない状態であればあるほど効果があります。


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2007年02月11日

相手の石を囲むと取れる

次に、石の取り方について学習します。

実は、「石を取る」ということには二通りの意味があります。

一つ目の意味は、相手の石を盤から取り除くこと、二つ目の意味は、相手の石を殺すことです。

二つ目の石の殺し方は少し難しくなるので、後で学習することにして、ここではまず相手の石を盤から取り除く方法について学習します。

なお、この一つ目の場合の「取る」という言葉は囲碁用語の「ぬく」という言葉で言い換えることもできますので、以下「ぬく」という言葉で説明することにします。

相手の石をぬくには、その石に隣接する縦と横の交点を全部ふさぐ必要があります。斜めの交点はふさぐ必要がありません。

もし、1.のようになっていれば a の地点に置くことによって、この石をぬくことができます。ぬいた後の形が2.です。

では、盤の端っこの辺にある石の場合はどうでしょうか?

この場合は先ほどよりひとつ少ない石数でぬくことができます。3.のようになっていれば、 a の地点におけば白石をぬくことができます。盤のはじの部分は石を省略できるわけです。

同様に盤の隅っこの5.の場合は、やはり a に打つことによって白石をぬいて、6.のような形にすることができます。石2個でぬくことができました。

  1. nuki0.JPG
  2. nuki1.JPG
  3. nuki2.JPG
  4. nuki3.JPG
  5. nuki4.JPG
  6. nuki5.JPG

ぬいた相手の石は、自分の碁石を入れる入れ物(碁笥といいます)の蓋に入れておいて、終局(碁が終わること)のときに使います(使い方は後で説明します)。

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盤の交点に交互に打つ

棋譜それでは、囲碁の具体的なルールについて説明していきます。

碁盤には19路盤、13路盤、9路盤などがありますが、プロの対局や主要なアマの大会で使われるのは19路盤になります。

初心者への普及用として、もっと小さい碁盤を使っている例もありますし、将棋盤を使って碁をやってもいいわけですが(この場合、10路盤になる)、ここでは基本的に19路盤を前提にして説明していきます。

19路盤は縦に19本の直線、横にも19本の直線が引いてあって、縦と横の直線が交わる交点が19かける19で、361箇所あります。

この361箇所の交点上のどこかに黒白交互に一手ずつ石を配置していきます。

基本的にはどこに置いても自由ですが、手が進んで石が込み入ってくると、着手をしてはいけない場所も出てきます(将棋でいうところの二歩や打ち歩詰めのようなものです)。

ハンデをつけずに五分の状態で打つときには黒から打ち始めます。これはなぜか絶対的なしきたりになっているので、黒を持っている方を先番、白を持っている方を白番と言ったりもします。

また、ハンデをつける場合には、黒石を最初からいくつか配置しておいた状態で開始するのですが、このときは白から最初に打ち始めます(ハンデ戦のことを「置き碁」といいます)。

ハンデをつけずに打つ場合には、黒が先に打つ分有利になりますから、コミと呼ばれる独特のシステムがあります。これは、黒の方が少し余計に点数(囲碁では点数を目(もく)という単位で数えます)を取らなくてはいけないというシステムで、引き分けを出さないために、6.5目(以前は5.5目だったり、4.5目だったりした)という整数ではない数になっています。この0.5目のことを半目といい、6.5目余計に稼がなくてはいけないことを「6目半コミ出し」といいます。

コミの話は最初はよくわからなくても大丈夫です。だいたいそんなものだと思っていただければいいです。


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posted by PUREST at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ルール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

囲碁というゲームについて

棋譜それでは、碁というゲームはどのようなものなのかを説明します。

囲碁は単なる陣地の囲いあいのゲームではありません。また、単なる石の取り合いでもありません。

では、どのようなゲームなのでしょうか?

まず、勝負のつけ方ですが、自分の囲った陣地の広さと相手の石の取った数の合計が多い方が勝ちになります。

また、両方のプレーヤーが黒石と白石を交互に配置して、陣地を囲ったり、相手の石を取ったりするわけですから、当然相手より効率よく陣地を囲う方が勝ちやすくなりますし、同じ数の石を取るのであれば、より効率のよい取り方をする必要があります。

つまり、自分の石を効率よく配置して、陣地を囲ったり、相手の石を取ったりするわけです。

いってみれば、「囲碁とは石の効率を競うゲームである。」ともいえます。

ですから、自分の石の効率をよくする手はいい手であり、自分の石の効率を悪くする手は悪い手です。

また、相手の石の効率を悪くするのはいい手であり、相手の石の効率をよくする手は悪い手になります。

相手が効率の悪い陣地の囲い方をしてくれば、わざと囲わせてあげてもいいわけです。

相手が自分の石を効率の悪い取り方をしてくれば、わざと取らせてあげることも考えられます(これを石を捨てるといいます)。

とにかく相手よりも石の効率をよくするために様々な駆け引きを駆使するゲーム、それが囲碁なのです。


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posted by PUREST at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はじめに

碁盤囲碁の入門書、テレビの囲碁入門講座といったものを今までいろいろ見てきたが、その多くは最初に石の取り方を教えておいて、その後に勝負の決着方法を教えるときに、地の多い方が勝ちだという教え方をしていた。

石の取り方を教えておきながら、取った石はどうなるのか?という疑問が当然出てくるわけだが、すると、「取った石は相手の地を埋めるのに使う」という教え方をする。

正直これでは碁というものをまったく知らない人にとってはイメージがつかみにくいと思う。

初心者に教えるのだから、もっと大胆な教え方をしてもいいのではないかと思うのだが、どうもみんな似たりよったりで、せいぜい地の取り合うことを先に教えてから、石の取り方を教えるという試みがあるぐらいだったりする。

結果として、初心者はなかなか碁のイメージがつかみにくくなり、ましてや石取り合戦とNHK杯などのプロの対局を見比べると、あまりにも乖離があり過ぎてしまい、興味がもちにくいのではないかと思われる。

もうひとつ問題なのは、小学生以下の子供に教える場合と、大人に教える場合とで、まったく区別せずに同一の教え方をしているということ、そして、囲碁を覚えようとしていったん挫折した者に対して、相変わらずまったく同じような囲碁講座しか選択の余地がない(これは少し言い過ぎだが…)ということがあると思う。

嘆いていてばかりも始まらないし、誰もやらないのであれば自分でやるしかないということで、ここにひとつの試みを提示してみたいと思う。

それは、敢えて最初に囲碁の本質的な部分を抽象的に説明して、それにそって囲碁のルールの説明を展開していくというものだ。

そして、従来の説明方法や用語の使い方にもとらわれずに、大胆に説明していきたいと思っている。

対象としては、ちょっと理屈っぽい中学生以上の人、囲碁を覚えようとして、途中で挫折した人、囲碁というゲームがどういうものなのか知りたい人などをターゲットとして考えています(急にデスマス調w)。

アマ二段程度?の棋力ですが、理屈っぽさと説明の巧さだけは自信があるので、とにかくトライです!


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posted by PUREST at 20:07| Comment(0) | TrackBack(4) | 前書き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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